2015.
04.12
Sun
建築年 : 昭和2年(1927)竣工
構 造 : 鉄筋コンクリート造3階建て
設計施工 : 唐木屋工務店
所在地 : 京都市 中京区 東洞院三条上ル
交 通 : 地下鉄 烏丸線・東西線「烏丸御池」駅~徒歩 約3分
TEL : 075-221-0016
                 ※詳しくはコチラ⇒【㈱平楽寺書店
平楽寺書店
 中京郵便局の近くにある3階建ての洒落た建物。 こちらは仏教を学ぶ人にはとっては有名な書店であり、仏教関連の書籍を数多く出版しています。 訪れた日は土曜でお店は閉まっておりましたが、ご主人が掃除をしていらしたので店の中を拝見できるか尋ねたところ、裏口から店内へと入る事ができました。
平楽寺書店2

平楽寺書店10
店の裏手には蔵が数棟ある。 RC造の店舗と共に、火災や盗難から書籍を厳重に守っている。
平楽寺書店9
左:土蔵                   右:この蔵の方が年代が新しいようだ
平楽寺書店11
店と主屋の境にあるドアにシャッターが組み込まれ、防火体制が万全
平楽寺書店3
店内
平楽寺書店4
店内
平楽寺書店5
店内から見た出入口方向
平楽寺書店・ポスト
左:郵便ポスト               右:シャッタースイッチは当初の物か?
平楽寺書店7
カウンター外側
平楽寺書店6
左:カウンター内部                 右:書棚
平楽寺書店8
梁の装飾
東方年表
 奥様がいらしたので『東方年表』を購入。 出版社で直に購入できて良い記念になった。
2650年間の中国・朝鮮・日本の国王・年号が解る。 ㈱平楽寺書店HPで購入するか、お近くの書店で取り寄せる事も可能かと思われる。
平楽寺書店1
         

 平楽寺書店は、版元・村上勘兵衛の流れを汲む出版社です。 丹波の武士・村上浄徳(初代・村上勘兵衛)が慶長年間に書籍商を創業したのが始まりと云われています。 当主は代々 村上勘兵衛を名乗り、出版人として活躍。 数多くの仏教書を出版しました。
 明治に入ると、「上下京区分町名録(1876)」、「京都府布令全書(1879)」、「京都府管内地図(1882)」、「京都名所案内(1893)」等、一般向けの書物も出版。
 さらに御用御書物所として官版も扱い、「太政御職明鑑(官許1868)」、「市中制法 明治二年(京都府 編纂)」の他に、私製で残る「御親征行幸中行在所日誌・第1-7号」という興味深いものがあります。 これには、「五箇条の御誓文」を発した慶応4年(1868)、天皇が3/21に京都御所を出発し、4月に戻るまでの親征の様子が書かれています。
 大正2年(1912)になると、11代目・村上勘兵衛が、事業を井上治作へ譲渡。 「平楽寺書店」と社名を変え、今日に至っています。 「太政御職明鑑」や「御親征行幸中行在所日誌」の出版元が、村上勘兵衛と井上治兵衛(店は堀川通り二条下ル)との連名となっていることから、井上家も代々、出版人として活躍していたようです。

 この建物を手掛けた唐木屋工務店の情報は少ないのですが、他の作品としては昭和8年竣工の宮本家住宅(京都市北区紫野北舟岡町※非公開)があります。  また、昭和6年頃に完成した生糸商の邸宅(京都市北区小山)も唐木屋工務店の作と云われており、こちらは貸別荘 『咲耶楼』 として宿泊も可能のようです。

【2014年9月訪問】

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