2016.
02.21
Sun
住 所 : 栃木県足利市緑町2-3768(足利公園内)
見 学 : 9:00~16:00、 高校生以上210円
      月曜日、国民の祝日の翌日、年末年始、館内整理日は休館
交 通 : JR両毛線 足利駅~徒歩30分位
TEL : 0284-21-3808
          ※詳しくはコチラ⇒【早雲美術館
田崎早雲旧宅
 田崎草雲の屋敷『白石山房』と遺品を所有していた鈴木病院長・鈴木栄太郎が、昭和43年2月に私費を投じて美術館を建設し、同年4月に足利市へ寄附。 さらに、茶人・白翁の茶室『物外軒』を昭和48年に足利市へ寄附したのも鈴木栄太郎でした。
田崎草雲旧宅1
 この場所は、南画家の田崎草雲が明治6年に蓮台寺(蓮岱寺)跡を買い求め、明治11年に完成。 母が吉兆の徴とした白の碁石に因んで『白石山房』と命名し、書生や数人の女中と暮らしていました。 主屋の2階からは富士山が見え、畳敷きの画室と板の間の二間続きとなっていましたが、階段の昇り降りが大変になったので、隣に新たな画室を造りました。
田崎早雲旧宅・裏手
主屋の裏手 ※2階は非公開
田崎早雲旧宅・座敷
主屋1階の座敷: 細川潤次郎の書による「硯田農舎」の額が掛かる
田崎早雲旧宅・次の間
主屋1階の次の間
田崎早雲旧宅・画室
主屋の隣りに建てた画室
田崎早雲旧宅・画室内部
画室: 中国の書家「蓮岱画屋」の額が掛かる
田崎草雲・画室内
画室: 貸室となっているため備品が置かれている
田崎早雲旧宅・画室裏
画室裏手には小川が流れる
田崎早雲旧宅・茶室
茶室: こちらも貸室として利用可能
田崎早雲旧宅・茶室内
茶室の床の間
田崎早雲旧宅・茶室天井
茶室は全面 網代張り天井。 高さは点前座と区分けしていない為、普通の部屋として使えそう。
※ただし、炉畳や茶道具を置く所はマナーとして踏まないように。
田崎早雲旧宅・離れ
使用人?の離れが残る ※非公開
田崎早雲旧宅・画室茶室


 館林から通っていた門人・小室翠雲の本(※1)には、草雲の日常の様子が書かれています。
塩一俵を入れて1日に4・5回入浴する湯は1週間以上も沸かし直したり、品数多い料理を三食、その量にもうるさく一日に同じ物は出せずと、女中達は大変であったようです。
 明治20年頃に飼っていた座敷犬コロ(黒い小型の洋犬)は夜盗が入った時に噛みついて助太刀し、草雲が病に伏せった際に「俺より後へ生き残るといじめられるから先へ死んでしまへ」と言うと、数日後に死骸となって見つかるほど忠実で、長林寺の和尚を呼んで弔いし、庭に墓を建てるほど可愛がっていたようです。
 幕末で一人息子・格太郎を亡くし、妻も早世していましたが、白石山房は人けが絶える事はありませんでした。 田崎草雲は明治31年9月1日に他界し、10月2日に長林寺で葬儀が行われ、会葬者には菓子折りと遺影の銅板写真が配られました。
田崎早雲旧宅・画室内2

【参考文献】
※1 「田崎草雲先生の生涯」 小室翠雲 著 1930  日本南画院 
※2 「草雲先生の葬列」 田﨑草雲研究会

【2014年11月 訪問】



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