2017.
08.06
Sun
所在地:新潟県柏崎市緑町 3-1(松雲山荘内)
公 開:10:00~16:30、有料
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、12月~3月
アクセス:JR柏崎駅~車7分 or 徒歩約25分
TEL:0257-23-8061
   ※詳しくはこちら⇒【木村茶道美術館
木村茶道美術館
 木村茶道美術館は松雲山荘(飯塚謙三邸跡)庭園内にあり、寒香庵のコレクション等が展示されています。
有料茶席では館蔵品の茶碗で薄茶をいただけるという貴重な体験が出来ますので、茶道や工芸品が好きな方はお勧めです。 市内には旧家の飯塚邸が公開されていますので、そちらと併せて見学してみましょう。
木村茶道美術館・茶碗
月替わりの茶碗 『赤楽平(楽家7代 長入)』 ※替茶碗
夏用に口径の広い茶碗であったが、本元の楽茶碗で味わえるなんて夢のようであった
松雲山荘1
松雲山荘の建物は現存していないが、高低差を利用した庭と石像が特徴的
松雲山荘2
地元の庭師・蓮池親子(周作・軍一郎)が造園 
松雲山荘3
奇抜な庭である


 柏崎に財産を寄贈した二人の実業家は、共にアメリカ帰りの地元の名士でした。
 木村重義/寒香庵は明治29年(1896)北条村の旧家・木村重延の長男として誕生。アメリカのバルパライソ大学卒業。
帰国後は旧制長岡中学校や旧制柏崎中学の英語教諭となり、昭和4年~21年まで北条村の村長として活躍しました。
そして昭和58年(1983)山林や屋敷と株券、コレクションの茶道具等を柏崎市に寄付。
翌年に財団が設立され、木村茶道美術館がOPENしました。

 この美術館がある松雲山荘は、ガス会社を創業した飯塚謙三の邸宅跡で、長い年月を掛けて築庭されました。
飯塚謙三は明治15年(1882)金子茂右衛門の三男として柏崎に生まれ、明治38年~大正14年までアメリカに滞在し、ホーム洗染㈱の専務やサンフランシスコとロサンゼルスの『日米新聞』総支配人をしていたようです。
帰国後にガス事業を計画し、日本石油の協力を得て大正15年(1926)有志と共に柏崎瓦斯㈱を創業して、昭和20年まで専務に就任。
また在米新潟県人会の幹事長としても活躍しています。
そして昭和46年にこの庭園を柏崎市へ寄付。 昭和56年(1981.8.29)他界しました。

柏崎瓦斯株式会社…日本石油から天然ガスを供給する事で認可を得て業務を開始。 昭和2年から一般家庭に供給しますが、石炭ガスと違い副産物のコークス(昔の製造法は⇒記事)ができず利益は上がらなかったようです。
戦後には東京ガスとの合併話が持ち上がりますが、昭和20年に柏崎市が買収。
昭和27年から23年間は料金据え置きとなり、全国一安い料金で市民に供給されました。
そしてこのたび民営化される事となり、平成29年3月に北陸瓦斯㈱に事業譲渡されています。

【参考文献】
「在米日本人人名辞典」日米新聞社 T11
「越佐と名士」坂井新三郎 著 S11
「柏崎のガス」 創業60年市営40年記念 1985 柏崎市ガス水道局

【2016年8月 訪問】

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