2012.
09.16
Sun
建築年:明治44年(1911年)、改修あり 
所在地:新潟県上越市本町6-4-21  
構 造:木造2階建て 
設 計:野口 孝博
交 通:JR高田駅~徒歩10分

高田世界館
 この建物は、高田の本町通りにある現役の映画館です。
ここ高田は越後高田藩の城下町であり、武家町・寺町・職人町・花街と区分けされておりました。 そして、明治41年(1908)高田城跡に陸軍第13師団が転営してくると、娯楽施設が必要となり、明治44年に高田の表通りに、芝居小屋「高田座」を開館して大衆演劇などを上演。
 ※第13師団長の建物についてはコチラ⇒【旧 師団長官舎
 その後 映画館となり、東宝・松竹・テアトルと名前を変え、最後は「高田日活」として成人映画などを上映していましたが、2009年3月で閉館。 現在はNPO法人「街なか映画館再生委員会」の運営により、保存活動と映画の上映が実施されております。
 ※詳しくはコチラ→【街なか映画館再生委員会
高田世界館1
 谷口正晃監督の映画「シグナル~月曜日のルカ」高田がロケ地となり、この世界館も登場。
「CINEI KAN」の看板は、映画「シグナル」の撮影に使われた物で発泡スチロール製。 しばらくそのままにしておくのだとか。
高田世界館4
表通りの券売場は閉鎖されている。 この通路の奥に映画館の出入口がある。
高田世界館2
裏手にある儀明川から見た世界館。トタンが張られてまるで倉庫の様。
高田世界館内4
映画館内部。 天井飾りには当時どの様な照明が吊り下げられていたのだろう。
高田世界館内3
2階には古い椅子も残り、シートを貼り直して再生している。
高田世界館内2
左:2階席の階段の前。奥には映写室がある。
右:階段の手摺柱は、芯材の周りに桶の様に板を巻き、モルタルで塗り固めている。
高田世界館映写機
映写機は、クセノン水平点灯型ランプハウス(日本ジーベックス製1976年型)2000W
この映写室の木の床板には、フィルムからの飛び火を防ぐ為にブリキが貼られている。
高田世界館映写室
映写室の休憩所。夏は物凄い暑さで、玉のような汗が吹き出てくる。
高田世界館内1
1階にある事務所の奥には、舞台へ向かう通路がある。
高田世界館売場
 この映画館の持ち主・熊谷栄美子さん。「この場所に座ると落ち着くんですよ。」と、嫁に来てからずっとこの席で券を切ってきたとか。 映画全盛期の頃は、表の窓口で券を販売し、ここで奥様が券をもぎっていたそう。
 うだるような猛暑の中、ご案内して下さった奥様に大変に感謝しております。 そして、これからも末永く映画館として活用される事を、心よりお祈りしております。

【2012年8月 訪問】

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