2012.
11.03
Sat
建築年:大正13年(1923)  
構 造:木造2階建て、 内外に改修あり
所在地:東京都新宿区中井2-13―19
交 通:西武新宿線・都営大江戸線の中井駅~徒歩10分位
 
金山平三邸2
 2012年10月28日(日)に、旧島津一郎アトリエが1日だけ特別公開のため、中井へ行きました。
プリントの拡大地図を忘れてしまったため、小型の地図本をたよりに急な坂道(二の坂)を上がって住宅街へ。 坂を登りきって、くの字に曲がった通りの角に立派な邸宅がありました。 大正~昭和初期のアトリエや写真館に見られる、北側に大きな窓を有する邸宅でした。
しかし、島津邸の公開終了時間が迫っていたため、足早にその家の前を通り過ぎました。
金山平三7
そして、旧島津一郎アトリエを見学後、住宅街を迷いながら先程のアトリエを目指しました。
途中、現在も住まわれている大正~昭和初期の文化住宅を発見。
金山平三邸1
その後、何とか無事にたどり着きました。 法華宗・大日本獅子吼会本堂の前にあります。
金山平三6
玄関廻りの造りは山小屋風ながら重厚。 外開きの白い鎧戸は防犯用か?
金山平三邸4
建物をよく見ると塀に張り紙が・・・。 何と!解体のお知らせ表示板でした。
〔工期:平成24年11月2日~12月5日、標識設置年月日:平成24年10月19日〕
つい最近、この張り紙が設置されたようです。
金山平三邸3
 この建物について調べたところ、『落合道人』さんのブログで、金山平三のアトリエであった事が判明しました。
※下落合と金山平三について、詳しく記載されておりますので、『落合道人』をご覧下さい。
この辺りは以前は下落合という地名で多くの芸術家や文化人が住んでいた地域であり、近くには作家・林芙美子の邸宅(現在は記念館として公開)もあります。
 11月1日(木)工事の事業主に連絡を取ると、準備の都合もあり解体日は未定との事。 さらに新宿区文化観光課に問い合わせると、解体の件は最近になって知り、10月29日(月)から3日間かけて内部の実測調査をしたとの事。 この邸宅は特に文化財指定もなく、内部もだいぶ改装されているため特に保存の意向はない、解体部材も保管される予定はないとの事。 解体の件は文化庁に伝えてあるそうです。
 このままでは貴重な文化遺産が壊され、移築もされずに処分されてしまいます。 金山平三のファンが全国にいるようですから、せめて復原ができるよう解体部材の保管が必要です。 自治体や文化施設、個人や企業でも構わないですから、名乗りを上げて下さる事を心から願います。   (2012/11/1)

【2012年10月 訪問】 


金山平三アトリエ解体開始! 
 残念ながら、文化の日に皮肉な報告です。
ChinchikoPapaさんのブログ『落合道人』によると、既に11月2日(金)から外部に足場が組まれ、解体の準備が始まっているようです。
 ※詳しくはコチラをご覧下さい。⇒『落合道人
11月1日(木)兵庫県の金山平三記念室の学芸員に解体の件を伝えましたが、初耳だったようです。 これでは解体前の様子を見る事すら出来ないかもしれません。
 工事の事業主様、金山平三の研究者のために、ぜひとも見学できるよう猶予を下さい。 建築人としての粋な計らいをお願い致します。 (2012/11/3)


 残念ながら、早々に解体されてしまいました。
また一つ、文化遺産が消えた事に、無力さを感じています。


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 旧・下落合西部(現・中井2丁目)に建つ、金山平三アトリエClick!の解体がすでにはじまっている。満谷国四郎Click!とともに、アビラ(芸術村)Click!の名づけ親と思われる金山平三Click!が、下
なんてこった、まったくなんてこった。 | 落合道人 Ochiai-Dojin | 2012.11.02 15:37
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