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2019.
08.04
Sun
 前回21年と8ヶ月ぶりに公開された旧博物館動物園駅。 その駅舎を見逃した方に朗報!
アートイベントの展示と共に見学出来ます。
大洲大作 未完の螺旋」 
開催日時:2019/8/10(土)~8/18(日)13時~18時 
所在地:東京都台東区上野公園13番23号(東京国立博物館の横)
入場料:無料(整理券必要)
整理券配布:会期中毎12:30~会場前の上野公園内にて
※整理券待ちは長蛇の列になるので熱中症に注意
※ちなみに前回は並んでいる人に各1枚だけ配布であった
主催:art-Link 上野-谷中 実行委員会  ※詳しくはコチラ⇒【art-Link
旧博物館動物園駅
ここからは前回の様子をご紹介
旧博物館動物園駅10
アナウサギを追いかけて』 2018/11/23~2019/2/24金土日のみ公開
演出:羊屋白玉, 美術:サカタアキコ, 技術協力:森健人 他 
この日の限定ツアー案内ウサギ:山田あさこ
旧博物館動物園駅・ドーム
出入口のドーム
旧博物館動物園駅5
左:シャッターの鍵穴         右:天井の廻縁のペンキは剥げている
旧博物館動物園駅1
階段上
旧博物館動物園駅・窓
換気用のスチール建具
旧博物館動物園駅・天井
天井の照明跡
旧博物館動物園駅12
昔の窓口
旧博物館動物園駅6
木製のカウンター
旧博物館動物園駅11
動物の頭蓋骨と糞のモデルが展示されていた(中央は本物のパンダ・ホァンホァンの頭蓋骨)
旧博物館動物園駅9
21年振りに賑わう構内
旧博物館動物園駅8
上:このイベントで配布されたリーフレット(案内ウサギが検札鋏でパンチ)
下:廃止時の落書き
旧博物館動物園駅7
改札への階段は閉ざされている
旧博物館動物園駅・改札
ガラス越しに見えた改札とホームへ続く階段
イベント時は京成電鉄の車内から照明に照らされたホームを一瞬だけ観る事ができたという
旧博物館動物園駅4
建築年:昭和8年(1933)  設計:鉄道省建築課
 昭和7年(1932.3.26) 日暮里―上野公園間の工事が認可され、9月3日から着工。
この上野公園一帯は世伝御料地(寛永寺本坊跡地→明治19年移管)であったため、御前会議(1933.3.8)で昭和天皇の勅許を受けて駅舎を建設。
昭和8年(1933.12.10)日暮里―上野公園間が開通し、博物館動物園駅が開業。
戦時中から休止して昭和28年(1953.5.1)再開するが、利用者減少・短いホームという事で平成9年(1997.4.1)再び休止。
平成16年(2004.4.1)廃止になってしまった。
しかし東京都選定歴史的建造物に選定されたのを機に、東京藝術大学と協同で昨年(2018.11.2)リニューアルして公開された。
旧博物館動物園駅2
 駅から離れた博物館に向かうためには、徒歩か台東区循環バス「めぐりん」orタクシーしかない。
いつかこの駅が再開されると良いが、ひとまず駅舎が残されて安心した。
※参考→ 【京成電鉄HP】 

【追記】 「大洲大作 未完の螺旋」 参照↓
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2019.
07.11
Thu
鹽竈神社・志波彦神社
所在地:宮城県塩竈市一森山1-1
アクセス:JR本塩釜駅~表坂下(石鳥居)まで徒歩約15分
開 門: 5:00~20:00

塩竈みなと祭1
 前日に塩竈を訪れた際、塩竈みなと祭が行われると聞き、予定を変更して私が拝見したのは第71回の本祭(2018.7.16海の日)でした。
戦後間もない昭和23年(1948)産業復興と元気回復を願って始められたという祭りは、昭和39年(1964)志波彦神社の神輿が加わり、海の安全と大漁祈願、後に東日本大震災.復興の願いを込めた祭りとなりました。
202段もの石段を下りた2基の神輿が御座船に乗り、多くの御供船を従えて松島湾を巡る姿は海の祭りならではの爽快さがあります。
塩竈神社・階段1
202段の石段
塩竈神社-左右宮拝殿
鹽竈神社の左右宮拝殿:左宮に武甕槌神・右宮に経津主神という武神を祀る。
塩竈神社-別宮拝殿
鹽竈神社の別宮拝殿:塩の神・安産の神として庶民の信仰を集める主祭神の鹽土老翁神を祀る。

 鹽竈神社は歴代藩主が大神主として務め、現在の社殿は伊達綱村と伊達吉村が9年の歳月をかけ宝永元年(1704)竣工。
左右宮拝殿は古い拝殿を改造したもので、別宮拝殿は古い本殿を移築・改造したものと云われる。
それぞれの拝殿の後ろにある本殿は三間社流造りで、左右宮は本殿二棟に拝殿一棟、別宮は本殿一棟に拝殿一棟。
塩竈神社・本殿
本 殿:伊勢神宮と同じく20年毎に新築され、近年では平成23年に式年遷宮が行われた。
江戸時代、鹽竈神社には法蓮寺があり、僧侶が拝殿で読経を、神職が本殿で祝詞をあげていたとの事。
塩竈神社・御神鹽
食卓塩として使える御神塩
塩竈神社の神輿
鹽竈神社の神輿:享保18年(1733)に京都で造られたと云われている。(一説には京都の工匠を招いて仙台で造ったとも) 
白衣をまとった無言の氏子に担がれる神輿は、普段は志波彦神社の神輿と共に神社博物館に奉安されおり、御祭神を年に一度、海へお連れするのが今回の祭りである。
志波彦神社の神輿
志波彦神社の神輿:魚市場(1965)新設記念として昭和39年(1964)水産業界より寄進されたもので赤漆塗が特徴。
塩竈みなと祭・鳳凰丸
鹽竈神社の神輿が乗る現在の鳳凰丸は二代目(1965建造)
龍鳳丸
龍鳳丸(1964建造)水産業界より寄進された辰年に因んで龍の頭が付く
塩竈みなと祭4
 行きの神輿を観るポイントは、表坂下~太田屋前~西埠頭(マリンゲート塩釜の東側)でしょうか。
西埠頭を出港した二基の御座船は代ヶ崎浜で分かれて、鳳凰丸の神輿は松島湾を回遊し、龍鳳丸の神輿は一旦着岸して魚市場界隈を巡った後、二基が西埠頭に戻って夕方に表坂下へ帰ってくるというコースの様です。
表坂下~西埠頭までは歩ける距離で、先回りして西埠頭で待てば、神輿が到着する所も見る事が出来るでしょう。
もしくは西埠頭で夕方の到着を待って表坂下まで着いていき、階段を上がる神輿を見るのもお勧めです。
駐車場はどこも満車の恐れがあります。 電車で来た場合は、降りた時に帰りの切符を買えば、切符売り場で待つ事もありません。

第72回 塩竈みなと祭
【前夜祭】2019年7月14日(日)
【本 祭】2019年7月15日(海の日)

 ※詳しくはコチラ⇒【塩釜市観光物産協会


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2019.
02.17
Sun
三井記念美術館『三井家のおひなさま』
会期:2019年2月9日(土)~4月7日(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30迄)
休館日:月曜,2/24(但し2/11,2/25は開館)
入館料:1,000円(大人)
所在地:東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階
TEL:03-5777-8600

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 毎年楽しみにしている、三井記念美術館「三井家のおひなさま」展  ※詳しくはコチラ⇒【三井記念美術館
今回は三井家に加えて、京都・丸平文庫所蔵の人形が展示されています。 
それらの市松人形や子供人形は、私が好きな平田郷陽の作品でした!
その中でも特に心惹かれたのは、「凧」「つぼみ」「三吉」の3体。
三井依子氏(新町三井家)が所有した「(個人蔵)」は昭和6年に完成した男の子の人形で、何度もその顔を見たくなるほど素晴らしいものです。
依子氏もこの人形に魅せられたのでしょうか。 チラシに掲載されている「つぼみ(個人蔵)」は翌年に作られていて、これまたすごく可愛い。
また「三吉(丸平文庫蔵)」もとても良い人形です。
そして、庶民風な女の子「」。 実は平田郷陽の弟・平田陽光の作品で、とても気になる人形です。
この人形の足元にいた木彫りのウサギは、現代の人形師・﨑山智水.作との事で、入口に展示されている賀茂人形も同じ氏の作品でした。
その他にも毛植の狆(犬)が幾つかいて、人形好きにお薦めの企画展となっています。
※丸平文庫と平田郷陽・崎山智水の作品についてはコチラ⇒【丸平文庫


 美術館のある三井本館は、設計:Trowbridge and Livingston、施工:James Stewart により、昭和4年(1929.3.23)竣工。
鉄骨鉄筋コンクリート造、地上7階(竣工時は5階)地下2階の建物で、三井記念美術館内では旧食堂と小金庫の扉を観る事ができる。


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2018.
12.16
Sun
常滑の土管4
 今年11月に常滑を訪問した際に、とこなめ陶の森資料館の企画展を拝見。
陶芸の町として有名な常滑が、土管製造により栄えていた事を初めて知りました。
とこなめ陶の森資料館の企画展
「近代日本を支えた常滑の土管」展
開期:2018/9/15(土)~12/24日(月・祝) 9:00〜17:00
休館:月曜日(祝日の場合は翌日)
会場:とこなめ陶の森資料館 特別展示室(愛知県常滑市瀬木町4-203)
料金:無料         ※詳しくはコチラ⇒【とこなめ陶の森資料館
常滑の土管1
手びねりの土管
常滑の土管木型
明治以降は木型で成型(常設展示室)
常滑の土管3
左:東京汐留遺跡から発掘された鉄道伏樋(=ふせび,明治後期) 右:陶管の木型
常滑の土管2
上:耐酸パイプ(1944~1945) 伊奈製陶及び日本碍子製
下:様々な配管継手
常滑焼
左:呂号燃料製造用の大甕(タンク)と耐酸パイプ
右:平和な時代にはタヌキも作っていたようだ (常設展示室)
元丸利陶管工場1
元.丸利陶管工場:木造に土壁の明治後期~大正時代の建物か?
常滑焼窯跡見学館の看板があったが訪問時は閉鎖されていた
元丸利陶管工場2
元.丸利陶管工場の一部は、名古屋芸術大学常滑工房になっている(愛知県常滑市栄町2丁目53)
常滑窯跡
常滑に残る窯跡
常滑窯跡内
この窯でも陶管を製造していたようで、陶管の木型が残る
常滑の塀
電纜管(電気ケーブル埋設管)を利用した塀
昭和59年(1984)焼成した土管・陶管の名称はセラミックパイプに統一された


 土管といえば「ドラえもん」に出てくる、空き地に置かれたコンクリート製が思い浮かびますが、その歴史は古く、寺院建築の伝来と共に瓦や土管(土樋)の技術が伝わったと云われています。
常滑では江戸時代から鯉江家が土管製造を開始。 明治に入ると木型を開発して神奈川県や鉄道局より受注。
明治18年に鯉江家が鉄道局の土管販売権を開放すると業社が乱立したため、翌年に常産商会(鯉江家)が官許を取得しています。
鉄道伏樋(地中埋設管/Drain)は横切る農業用水等を通すため線路下に布設された横断管路で、これらの鉄道や水道普及により全国(岩手・石川県を除く)で陶管が製造されました。
大正10年に伊奈初之丞(INAX創業者)が、大倉和親(ノリタケ・TOTO・日本ガイシ創業者)より多額の出資を受けて匿名組合.伊奈製陶所を設立。
伊奈伍助(初之丞の弟)考案の陶管製造機で大量生産するようになります。
昭和9年から伊奈製陶所の陶管工場.耐酸部が独立して白色の精炻器の製造を始め、戦時中はタイルや電纜管の生産を停止して、昭和19年から呂号燃料製造用の耐酸炻器を製造しました。
終戦後は進駐軍接収建物の改装用にタイルの生産が再開され、衛生陶器の試作も着手して昭和20年に手洗器・和式大便器が完成。
翌年に東京赤坂の三会堂へ洋式大便器・洗面器を納品したのを皮切りに、昭和22年から便器(汲み取り式)・手洗器の大量生産も開始しています。
一方で陶管の方は、上水道に塩ビ管が採用された昭和中期から生産が減少し、さらに阪神淡路大震災の影響を受けて、常滑では平成16年に陶管製造が終了しています。

【参考文献】
「近代日本を支えた常滑の土管」展リーフレット 2018
「伊奈製陶株式会社30年史」伊奈製陶㈱社史編集委員会1956
「工業調査彙報. 13(4)」商工省工務局 1935

【2018年11月 訪問】

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2018.
10.21
Sun
 今年も文化の日が近づいてきました。 
以前、『美珍麗・探訪』にて紹介した建物も特別公開されます。
下記の建物は事前申込み不要ですが、人数制限もあり得るので、時間の余裕をもって行動しましょう。
1日限定公開の文化財もありますので、詳しくは各自治体のホームページをご覧ください。

【見学には】
①室内に上がる際は足の汗で建物を汚さないよう靴下を履く(靴下に穴が開いてないかチェック)
②木造の2階はなるべく、そーっと歩く
②脱水症にならないよう外での水分補給(建物内は飲食禁止あり)
③触ったり、走り回る子供がいる場合は手を繋いで見学する
④公共交通機関で移動する(1日乗車券もお勧め)

【東京文化財ウィーク2018】 詳しくはコチラ⇒【東京都生涯学習情報HP
赤レンガ酒造工場4
◆旧醸造試験所第一工場 ⇒【訪問記
日 時:2018/10/30(火)~11/2(金)10:00~15:00 
所在地:東京都北区滝野川2-6-30
アクセス:JR/東京メトロ「王子」駅 or 都バス/都電「飛鳥山」~徒歩約10分
近くの文化施設:飛鳥山に晩香廬・青淵文庫(渋沢史料館)が、坂道を上がってしばらく歩くと旧古河庭園があります。


旧前田侯爵邸・壁泉
旧前田家本邸.特別ガイド ⇒【訪問記:洋館和館
日 時:2018/10/27(土)…受付13:00~14:30、
    10/28(日)~11/4(日)…受付10:00~11:30/13:00~14:30
所在地:東京都 目黒区 駒場4-3-55 駒場公園内
アクセス:京王電鉄「駒場東大前」駅~徒歩約10分
近くの文化施設:日本民藝館


【いたばし文化財ふれあいウイーク2018】 詳しくはコチラ⇒【板橋区HP
安養院
◆安養院 ⇒【訪問記:庫裡仏像
公 開:庫裡(旧松平基則邸)・紅頗梨色阿彌陀如来坐像・釈迦四面像
日 時:2018/11/2(金)~11/4(日),11/9(金)~11/11(日) 10:00~16:00  ※11/4は庫裡のみ公開
所在地:東京都板橋区東新町2-30-23
アクセス:小茂根三丁目バス停~徒歩約3分 or 東武鉄道.上板橋駅~徒歩約15分


【足利の文化財一斉公開2018】 詳しくはコチラ⇒【足利市HP
日時:2018/11/24(土)~11/25(日) 9:30~16:00
トチセン・サラン工場
◆旧足利織物(トチセン)工場 ⇒【訪問記
所在地:栃木県足利市福居町1143
アクセス:東武鉄道「福居駅」前
※旧足利織物(トチセン)工場・緑町配水場今福浄水場は11/25のみ公開

有意義な良い旅となりますように…


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