FC2ブログ
2018.
07.08
Sun
紺屋町番屋
(紺屋町番屋)

盛岡の古い建物を訪問する中で見つけたグルメを紹介します。


【白沢せんべい店】
白沢せんべい
 岩手では古くから小麦の栽培が行われており、様々な加工食品が生まれ、近年では盛岡冷麺・じゃじゃ麺などが名物となっています。
その中でも私は固い煎餅や乾パン等が好きなので、紺屋町番屋の斜め前にある南部煎餅の老舗をご紹介します。
この本店では裏に工場があり様々な味(ゴマは数種類・冷麺・かぼちゃ・抹茶・コーヒー等)がバラ売りされ、まとめ買いするとおまけが付きます。
『コーヒー』は珈琲豆の粒入りで香りが良いし、『冷麺』もそのままの味がしますが、塩クルミが一番美味しく感じました。
【白沢せんべい店】 9:00~17:40, 盛岡市紺屋町2-16(総合福祉センター入口バス停近く) TEL:019-622-7224   


【清月堂】
清月堂
昼食を取る間もなく貸自転車で盛岡の中心地から一ノ倉邸へ向かう途中、『だんご』の看板に吸い寄せられる。
清月堂3
 みたらし・ゴマ・クルミ・アンコがある中、ゴマとクルミを注文。 店の主人が皿に盛り付けてくれた団子を店内の小さな席で食しました。 
ゴマだれは自分好みの甘じょっぱさで美味しいですが、岩手県産を使っていると思われるクルミ団子は特にお勧めです。
どうやら有名な和菓子屋だったようで、「くりっこ」という第22回全国菓子大博覧会(4年に1回開催1994年.金沢)金賞の和菓子など数種類を購入してみました。
「くりっこ」は栗とアンコが入ったドーナツ風の素朴な菓子ですが誠に美味しく、他にも「バナナボート」なる洋風な菓子を作っている和菓子屋です。
清月堂2
 ちなみに店の前の県道220号線は交通量が多く路肩を自転車で走るのは危険で、人が歩いていない歩道を通行するのですが、点字ブロックが延々と続き、所々に車両出入用の落ち込みがあるため少々危険。 川越しの強風が吹き、自転車が横断できない交差点もあるので、裏道を通った方が無難です。
【清月堂】 9:00~18:30,正月・お盆お休み, 盛岡市夕顔瀬町17-18(盛岡駅~約1.2㎞,夕顔瀬橋/片原バス停近く) TEL:019-622-6754 


【旧 井弥商店(盛岡正食普及会/糧玄食品)】
建築年:店は明治44年(1911),後ろの蔵は江戸後期
構 造:土蔵2階建て
所在地:岩手県盛岡市上ノ橋町1-48(上の橋バス停~徒歩約3分)
旧 井弥商店1
 村井弥兵衛の井弥商店として建設され、明治41年(1908.5)着工、明治44年(1911.4)竣工。 設計は東京神田の人と云われています。
昭和時代に類焼しており、二度目の火災で屋根が焼け落ちたため2階を修復して現在の形となっています。
後ろにも土蔵造りの建物が2棟あり、どれかは不明ですが言伝えによると、外壁下地のマユミの木小舞に巻き付けられている縄は蕨で、壁土には地元の土が使われ、糊とマツポコリという煤を混ぜた上塗りで仕上げられているそうです。
旧 井弥商店JPG
出入口にあるショーケース
旧 井弥商店2
室内1階の県南産ケヤキ材は昔の様子を留め、2階は火災により改修されている(住宅)
旧 井弥商店3
 戦後に盛岡正食普及会が発足し、糧玄食品㈱が創業されて村井弥兵衛が社長に就任。 建物はパンや自然食品を売る店舗として使用されていました。
店内に並ぶパンは裏の工場で県内産の小麦粉を自家製粉して焼き上げたとの事。 ずっしりと重みのある黒糖等を使用した薄茶色の食パンは、天然酵母の味がしました。
 建物について店主に訊いている内に、間もなく閉店休業してしまうという話が。 公会堂多賀に続いてこの店も閉店するとは…。
よく見ると店内の自然食品も品薄で、買い物に来たヒッピー風のおじいさんは目当ての商品を購入できずに帰ってしまいました。
硬いロシアビスケットが有名だというのを後日知り、悔やむばかりです。
糧玄食品
 かつては学校給食にこの店のパンが提供されていたというから、子供達の記憶にも残っているでしょう。
調べてみると、先代・村井良和社長(弥兵衛の子息)はパンの研究開発に取り組み、岩手県パン工業組合理事長を務めた他、水泳教育振興で旭日双光章を受章、2016年に他界されたとの事。
事業は息子さん達(兄がパンを焼き、弟が販売)が一時受け継ぎましたが、株式化されている等の事情から現在は閉店休業しています。
いつかまたパンやビスケットが味わえるよう願うばかりです。
彩園子
 後ろの蔵は江戸後期の建物で、基礎はコンクリートに、1階の床は石敷きに改修されています。
昭和50年代から1階がギャラリー『彩園子』、2階に雰囲気ある喫茶店『一茶寮』(両店共10:00~19:00 日曜休み,TEL:019-653-4646)が営業。 メニューで気になったヨーグルトゼリーを頼みましたが品切れでした。

【参考文献】
「もりおか物語8」 盛岡の歴史を語る会 1978
「岩手県近代和風建築」 岩手県教育委員会 2007
「村井良和氏 旭日双光章受章を祝う会」 2011 

【2017年6月 訪問】



スポンサーサイト
comment 0 trackback 0
2015.
02.01
Sun
渡邉商店
渡邊商店
 落花生の産地といえば、今では千葉県が有名ですが、日本で初めて栽培されたのは神奈川県の大磯・秦野・二宮で、横浜で手に入れた落花生を植えたのが始まりと云われています。
この渡邉商店は、明治初期に落花生の卸問屋として創業。 ほとんどの商品が、地元で栽培された落花生を昔ながらの手法で加工し販売しています。
渡邊商店・洗い場
落花生を洗う年期が入った機械は、クリーニング屋でも使うドラム式洗濯槽

渡邊商店・干し場
洗浄後の落花生を天日干しするスペース

渡邊商店・選別室
手作業による落花生の選別

渡邊商店・工場1
作業場は、関東大震災でも倒壊しなかったという。
渡邊商店・機械
ご主人が整備しながら現在も使い続ける、豆の選別機。

渡邊商店・玄関
 関東大震災で被災し、その部材を利用して再生した住まい。
玄関の片隅に電話BOXがあり、渡邉家はこの辺りで一番最初に電話を設置したという。
近所の家の連絡先もこの電話番号としていたため、電話取次ぎ所の様な役目もはたしていた。
渡邊商店・落花生甘納豆
〔落花生甘納豆〕 落花生の深い味わいを楽しめる商品。 これなら歯の弱いお年寄りもいける。
私はあんこが苦手なのだが、新宿花園万頭の甘納豆を食して以来、甘納豆は好物となった。 塩味の柔らかい落花生商品があれば、さらにうれしい…。

渡邉商店
神奈川県 中郡 二宮町 二宮1347
営業時間: 9:00~19:00、 水曜日休み
TEL: 0463-71-0018    ※詳しくはコチラ⇒【渡邉商店



ヤマニ醤油株式会社
ヤマニ醤油
 江戸時代から続く醤油の醸造所で、天然酵母による醤油の他に、現在は様々な商品を製造販売しています。
ヤマニ醤油・蔵
土蔵と煉瓦蔵、裏手には近代的なタンクと、敷地内には新旧の建物が並ぶ。
ヤマニ醤油2
表門
ヤマニ醤油・内部
倉庫内部
ヤマニ醤油・屋根裏
倉庫の屋根裏。 鉄骨材で補強されているが、屋根の荷重に耐える松梁が美しい。
ヤマニ醤油・商品
現在は醤油以外に、味噌・麺つゆ・ポン酢・ソース!? が作られている。
ヤマニ醤油・つゆの素
 徒歩で来ている事もあり、醤油の小瓶にしようと思ったのですが、自宅の麺つゆが丁度なくなったので、麺つゆの小瓶を買ってみました。 その味は甘みがおさえてあり、豆腐にそのままかけても美味しくいただけます。
 ご高齢のご夫妻と従業員で営業しているとの事で先々心配ですが、頑張って二宮の醤油が作れるよう、ご健康をお祈りしております。

ヤマニ醤油株式会社
神奈川県 中郡 二宮町 山西838
営業時間:8:00~17:00 日曜・祝日休み
0463-73-0380   ※詳しくはコチラ⇒【ヤマニ醤油

【2014年12月 訪問】


comment 0 trackback 0
2011.
12.18
Sun
柳屋ベーカリー〔小田原〕
建築年:昭和6年頃(1931年)
所在地:小田原市南町1-3-7  電話:0465-22-2342
営業時間:9:30~16:00  定休日:日・祝日

あんぱん1
 
 この建物は、出桁造りの商店建築で、小田原城前の国道1号線沿いにあります。
創業は大正10年とのことですから、開店当時からグルメスポットとして繁盛したのでしょうが、
3年ほどで震災に遭ってしまったことがわかります。
あんぱん
 薄皮にたっぷりのアンコが入った小ぶりのあんぱん。栗あんぱんを食べてみましたが、まるで
お饅頭の様で、アンコ好きな方にお勧めです。下のケースにはコロッケサンドなどの惣菜パンも。

下田豆腐店〔小田原〕
所在地:小田原市板橋636  電話:0465-22-2676
営業時間:9:00~19:00  定休日:日・祝日

下田豆腐店
  この建物も、出桁造りの商店建築であり、関東大震災後に建てられたものです。
店の天井にあいた穴は、湯気を逃す煙突のようなものにつながっています。
床のタイルは、伊豆の青石と思われます。
下田豆腐店2
こちらの店は、京都風に繊細な豆腐で有名ですが、最近では「創作がんも」が好評です。

【2011年11月 訪問】


comment 0 trackback 0
2011.
12.11
Sun
かまぼこ・籠清 本店〔小田原〕
建築年:大正13年頃
所在地:小田原市本町3-5-13  TEL:0465-22-0251
営業時間:8:30~18:30  定休日:年末年始

籠清
 現在の建物は、関東大震災後に建てられたものです。  欅材の看板「加古清」は三井物産創始者であり茶人・益田鈍翁の筆によるもの。
訪問時がハロウィンであったためか、季節限定商品「籠てまり・かぼちゃ」¥320(税抜)があったので1つ購入。
黄色いカマボコは南瓜の風味があり、南瓜とチーズがコロっと入っておりました。
あまりにも美味しくて写真を撮らずに全部食べてしまいました。スミマセン。
籠てまり
これは「籠てまり・キノコ」です。 今までトマトやジャガイモなども登場したそうです。
                              詳しい情報はコチラ→【籠清】

削り節・籠常商店〔小田原〕
建築年:大正13年頃
所在地:小田原市本町3-2-12  TEL:0465-23-1807
定休日:日曜日
 
籠常商店
 この建物も関東大震災後に建てられたものです。
明治26年に籠清の鰹節部門が独立し、魚の解体-カビ付け-販売を行っていたそうです。
現在は工場を移し、この店舗で削り節を削り、有名旅館・料亭などに卸しています。
個人でも購入できますので、料理が得意な方はお立ち寄り下さい。

レロア Les Rois
所在地:小田原市本町4-4-20  TEL:0465-24-6469
営業時間:8:00~18:00  定休日:月曜・第4日曜日

レロア
 このお店は新しいですが、紹介します。 このパンは「ゴマクロワッサン」¥210(税込)。
写真では見た目が悪いですが、中身にも甘いゴマペーストが包まれており、美味しいですよ。
【2011年11月訪問】


comment 0 trackback 0
back-to-top