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2018.
01.21
Sun
建築年:昭和11年(1936)竣工
構 造:鉄骨鉄筋コンクリート造、3F+塔屋+BF
設 計:大蔵省臨時議院建築局(原案は宮内省内匠寮有志によるコンペ作品)
所在地:東京都千代田区永田町1-7-1

国会議事堂1
 2017年5月に衆議院・参議院の70周年記念として、通常の見学コースには含まれない中央玄関・議場内部などが特別公開(5/3-5/4衆議院・5/20-5/21参議院)されました。
国会議事堂・中央玄関
中央玄関:天皇陛下や外国の大統領の出入時、選挙後の国会の召集日に開かれる玄関。
参議院が管理しており、参議院の特別公開として10年に一度出入り可能。 
国会議事堂・中央玄関2
中央玄関ホール(下:ドア上装飾)
国会議事堂・中央玄関扉
中央玄関ホール:左右にある扉は事務方が使用するとの事
壁・柱の石材は徳島県加茂谷村産「加茂更紗」、床は埼玉県三沢村「貴蛇紋」&茨城産「茨城白」
国会議事堂・中央広間1
中央広間:石材は2階まで琉球産トラバーチン
国会議事堂・中央広間壁画
中央広間の上部:日本の四季が描かれている
国会議事堂・中央広間天井
中央広間の天井
国会議事堂・中央広間床タイル
中央広間の床モザイクタイル:大理石14種
国会議事堂・中央階段1
中央階段:3F御休所へ通じる階段を、天皇はエレベーターを使わず歩いて登られる
自分が同い年であったら、息が切れるか、関節が痛いかもしれない
国会議事堂・中央階段2
中央階段:壁は徳島産大理石「時鳥」、床は茨城産大理石「茨城白」
国会議事堂・エレベーター
中央広間のエレベーター:7Fまであるが職員も4Fより上に行った事がないという
御休所前ホール
3F御休所前ホール:壁材は徳島県桑野村産大理石「時鳥」
御休所前広間・小壁
3F御休所前ホール小壁:石膏薄肉掘りで桜・橘・菊・桐・松・杉など描かれている
御休所ドア上装飾
3F御休所ドア上装飾:1枚大理石をくり抜いたもの
御休所
3F御休所:ガラス越しに見た便殿(ビンデン)とも呼ばれる天皇の部屋。
鳳凰が飛ぶ小壁は明治記念館「金鶏の間」と似ている。 暖炉の石材は静岡産「紅葉石」
国会議事堂・皇族室
3F皇族室:ガラス越しに見た室内
皇后・皇太子も使用される部屋。 暖炉は福岡県企救郡産大理石「金華山」
国会議事堂・閣議室
2F閣議室
国会議事堂・内閣記者会室前
内閣記者会室前
国会議事堂・中庭
中庭の噴水
国会議事堂・噴水
参議院前の噴水


  建設にあたって国会議事堂の建材は国産品を使う事になり、明治43年~大正5年まで国内の石材調査が実施されました。
外壁は花崗岩と決まり、候補の石を実際に2階まで積み上げて産地を決定したそうです。
1F腰壁は黒髪島産「蛙島石(黒髪御影石)」、2F~上は倉橋島産「尾立石」、一部に新潟産「草水石」が使用されています。 
 年月を経た外装は雨漏りなどで何度か補修されており、屋上(クリンカータイル敷)の防水も更新されています。
平成18年~22年には外壁補修が実施され、目地の劣化による雨水侵入で、引き金物やサッシ枠下地が錆びるのを防ぐため、エポキシ樹脂などで補修し、高圧洗浄で石材の汚れを取っています。
サッシ(議長室・御休所等はブロンズ、それ以外はスチール)の錆びと劣化は、アルミニウムカバーで防ぎ、ペアガラスにして断熱効果を上げています。

【参考文献】
「大理石・テラゾの五十年の歩み」全国石材工業 1965
BELCA news 160「国会議事堂外装改修」笠間桂次 著 2017 ロングライフビル推進協会

【2017年5月 訪問】

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