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2019.
07.30
Tue
建築年:公民館は昭和26年(1951)落成、講堂は昭和32年(1957)竣工、平成26年(2014)改修完了
構 造:公民館は混合造(RC/木造)、講堂は木造(木骨編板構造)
講堂設計:松本治男、木骨編板構造考案:都築好郎
所在地:宮城県塩竈市本町8−1
開 館:公民館9:00~21:00、杉村惇美術館10:00~17:00
休 館:月曜日(休日の場合その翌日、GW等の長期連休の場合は除く)・年末年始
アクセス:JR本塩釜駅~約800m(登坂あり)
TEL:022-362-2555(塩竈市杉村惇美術館)
  ※詳しくはコチラ⇒【美術館HP
旧塩竈市公民館・講堂1
 この美しい木造の建物は、近年に改修されて塩竈市公民館本町分室の講堂として使用されています。
さらに公民館2階には杉村惇美術館も開館しました。
当初は塩竈市立第三中学校の体育館として設計されたようですが、公民館に増築される形で実現しました。
旧塩竈市公民館1
公民館入口
旧塩竈市公民館・玄関
玄関ホール
旧塩竈市公民館・談話室
玄関ホール脇にある談話室
旧塩竈市公民館7
左:この堅牢な鉄扉は何だろうか            右:玄関ホールの照明
旧塩竈市公民館・日本間
日本間
旧塩竈市公民館・廊下
講堂へ続く廊下
旧塩竈市公民館・講堂3
講 堂:改修前は薄緑色の壁に灰色の天井であったが、白色に塗り替えられた。
木骨編板(集成材)の構造が見えるようになっている。
旧塩竈市公民館・講堂2
ステージの天井部
旧塩竈市公民館・講堂4
左:ステージ袖                  右:ステージ下の通路
旧塩竈市公民館5

旧塩竈市公民館3

旧塩竈市公民館2

旧塩竈市公民館4

旧塩竈市公民館・外壁
1F外壁:塩竈石貼
旧塩竈市公民館6

 塩竈市公民館が建設されたのは、GHQ民生局が推進した民主主義に基づく市民のための会合の場として、昭和25年(1950)社会教育部係長のヘンリー今岡中尉が強く要望した事に始まります。
第一小学校校舎を第一中学校図書館/特別教室として移築し、その跡地に市の予算で建設した公民館が昭和25年(1950.12)竣工、翌年に落成(1951.1.6)。
公民館の設計者の記載はないですが、文献によると施工は鎌田工務店となっています。
さらにこの講堂が昭和32年(1957.7)増築され、昭和40年代に公民館内部を改造したようです。
 展示されていた編板特許の書類(実用新案登録出願1951.2.21、公告1952.2.13)では考案者:都築市三(沼津市)の記載があり、講堂の図面には、設計者:松本治男(沼津市)、発明者:都築好郎となっています。
編板建築法の考案者と設計者は沼津にて仕事をしていたようですが、なぜか特許と図面の考案者の名前が違っています。
昭和3年の文献を調べてみると、都築市三は東京府馬込に住み、鉄道省工務局建築課に勤務していた事が分かりましたが、好郎は息子でしょうか?
松本治男(1級建築士)の名は出てきませんが、図面を観た感じでは数多くの仕事をしていたようで、どの様な仕事をしていたのか気になります。
旧塩竈市公民館・講堂図面
展示されていた矩計図
旧塩竈市公民館・講堂構造
左:特許の申請図(考案者:都築市三) 
右:号外として実施された編板は違う形になっている(発明者:都築好郎)

【参考文献】
市史6(資料編2)「市政の思い出」桜井辰治(当時の市長)1985
昭和3年・建築年鑑(建築世界社)

【2018年7月 訪問】
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